軽減税率対策補助金
こんにちは。会計士の岡内です。
GWも目前に迫り、連休を楽しみにしている方、仕事だから関係無い方、沢山いらっしゃるかと思います。私は完全に後者ですが(笑)
さて、軽減税率の導入まで、あと少しとなりました。レジ等で軽減税率への対応が求められる業種の方も多いかと思います。現在、その対応に関する費用について、国から補助が出ています。
軽減税率対策補助金
軽減税率への対応として、新しいレジの導入やシステムの改修が必要になる事業者さんも多いのではないでしょうか?
レジを買うにしろシステムを改修するにしろ、それなりにお金がかかります。でも、対応しておかないと、今後の実務に影響が出ます。そこで、国はレジの導入や改修を促すため、補助金を出しています。それが軽減税率対策補助金です。
例えば、新しくレジを1台購入した場合、最大で20万円分の補助が出ます。補助率は導入台数等で変りますが、3/4又は4/5です。レジをいくつも買う場合は、一事業者で最大200万円まで補助されます。
実際の申請については、ベンダーやメーカーがお手伝いをしてくれるようです。場合によっては、申請自体もベンダーさんとかでやってくれます。そのため、事業者さんの負担はそこまで大きくないかもしれません。なお、軽減税率が必要無い事業者さんの場合、申請が出来ませんのでご注意ください。
自分でやっても手続きはシンプル
ものづくり補助金や持続化補助金は、応募書類の作成も大変ですが、終わった後の完了報告や経過報告の事務手続きも大変です。しかし、軽減税率対策補助金はこれらと異なり、かなりシンプルです。
そもそも、パソコンで申請書を作成してくれるコーナーがちゃんと用意されており、それを印刷して郵送するというタイプです。郵送後、審査がそのまま終われば、後日補助金が振り込まれます。かなりシンプルですよね。
手引きなどのマニュアルも充実しているので、かなり簡単な部類の補助金だと思います。
税制上の特典
この軽減税率対策補助金に限らず、補助金で設備投資をしても、税制上の優遇は結構あります。
具体的には、経営力向上計画で即時償却や税額控除が取れます。圧縮記帳や少額資産の特例(30万円未満の即時費用化)もあるので、使い勝手も悪い感じはしません。
レジが必要ならすぐに動きましょう
軽減税率の導入は待ったなしの状況です。今のところ、導入を延期するという話しはありませんし、リーマン級の経済危機もありません。業種的に軽減税率の対応が求められるのであれば、この補助金は使えるうちに使ったほうが良いと思います。
軽減税率対応のレジが必ず必要な方は、今のうちに動きましょう。