イスラエル
こんにちは。会計士の岡内です。
先日、仕事の関係でイスラエルへ出張してきました。
そこで、今回はイスラエルのことについて記事にしたいと思います。
イスラエルって危なくないの?
クライアント様に出張でイスラエルに行く件を伝えると、例外なく『生きて帰ってきてください』と言われました(笑)
まぁ、日本人が持つ一般的なイスラエルのイメージって、やっぱりドンパチやっている感じですよね。
実際、ガザ地区やゴラン高原ではロケット弾や銃弾が飛んでいるそうです。しばしば、在イスラエル日本国大使館から注意喚起のメール来ていました。今回、そっち方面へは行っていません。
テルアビブもエルサレムも普通の街
今回、どちらの街も訪問しましたが、どちらも普通の都市です。治安も良く、夜間に出歩いても特に危険は感じませんでした。
スーパーや商店も夜までやっているし、繁華街も人通りが多く、ATMも結構あるので治安は大丈夫のようです。
ただ、朝夕の渋滞が酷いので、その時間帯の移動はちょっと苦労しました。ちっとも進まないクセに、タクシーのメーターだけ上がっていくのは正直腹が立ちました。
物価については、かなり高いです。ヨーロッパと同じくらいと思ってください。
ベンチャー企業
今回の出張で、ベンチャー企業の方とお話をしてきました。分野としてはフィンテックです。
彼らのアイデアとビジネスモデルを聞いて、『ナルホドナルホド』って感じです。面白いアイデアで、実現すればとても便利だなっていうものでした。
ちなみに、何故イスラエルでベンチャー企業に会ってきたというと、イスラエルはベンチャー企業が育ちやすい環境だからです。
背景には、優秀な人材が育ちやすいことと、政策でしっかりバックアップしているという点があります。
イスラエルでは男女ともに兵役があり、成績優秀な若者はそういう人たちしか集まらない部隊へ配属されます。そこで、最先端の技術やスキルを学び、兵役が終わったらそれを活かして就職又は起業する人が多いのです。
政府のバックアップとしては、ベンチャー企業に投資しやすい環境を整えています。
でも空港はメンドクサイ
テルアビブでの入国審査では、入国目的と滞在日数しか聞かれませんでした。ウワサでは、目的などを事細かに質問されると聞いていたので、ちょっと拍子抜け。
しかし、出国時は違いました。
質問カウンターで職業はなにか、どこに訪れたのか、何故そこを訪れたのか、何故そこでなければならないのかなどなど・・・
結構面倒な質問もありました。それを全て英語で聞かれ、英語で返す必要があります。
この質問カウンターが、空港の入口から航空会社のチェックインカウンターの間にあります。すなわち、この質問カウンターをクリアしないとチェックインできないのです。
質問カウンター前に順番待ちの行列がズラーって続いています。言語の壁か内容の矛盾点を指摘されたのか分かりませんが、結構時間を食う方もいました。チェックインカウンターも当然ですが、混んでいます。質問カウンターをクリアした人がそのまま並ぶので。
これが終わると、次はセキュリティチェックです。このセキュリティチェックも、普通レーンと厳格レーンの2つがあります。普通レーンを通ろうとすると、係員の指示で厳格レーンに飛ばされたりします。
私は見事、厳格レーンに飛ばされました・・・
ここでもいくつか質問され、手荷物を全て開封してチェックされます。綿みたいなのが付いた棒で荷物を擦られて、機械に掛けてチェックされました。爆弾の成分でも検出しているのでしょう。
機械に掛ける時、係員は必ずこちらの顔をシッカリ見ていたのが印象的です。きっと、表情に不審な点が無いか見ているのだと思います。
この厳格レーンは混んでなかったので、比較的すんなり通過しました。質問カウンターもセキュリティチェックも、混んでいたら抜けるのに1時間は掛かると思います。これを体験したら、空港に3時間前到着必須という理由がよく分かりました。
来年3月から直行便が出ます
そんなイスラエルですが、私は今回、香港経由で訪問しました。直行便がこの時点では無かったからです。乗り継ぎ時間が少々あるのと、遠回りルートになるので飛行時間が長く、総移動時間が長かったです。家の玄関から計算すると、丸一日が移動でした。しかし、来年3月から直行便が飛ぶことになっています。成田発着なので、私はあまり恩恵が無いですが、飛行時間が12時間~13時間くらいなので、トランジット含めると半日くらいは移動時間削れるかもしれません。
かなり訪れやすい国になるのは間違いないでしょう。
ビジネスに限らず、観光地としても有名なエルサレムもあるので、興味があれば訪れてみてはいかがでしょうか?