採択への道
こんにちは。会計士の岡内です。
ついに補正予算が成立しましたね。今後、1ヶ月前後でものづくり補助金の公募が開始される予定です。
さて、公募開始日も気になりますが、皆さんが最も気になる所は、『どうすれば採択されるか』の一点に尽きるのではないでしょうか?
当事務所でも、どうすれば採択されるかを考えながらクライアント様と打合せを行っています。1回の打合せは約2時間で、それを2回~3回ミッチリやります。その甲斐あって、当事務所の平均採択率は約80%です。ちなみに、前回は100%(2年連続採択先含む)でした。ものづくり補助金全体の平均採択率が30%~40%前後で推移している中、この数字は頑張ったと思います。
では、何をしたらここまで採択率が上がるかと言うと、以下の事をしただけです。
- 説明会へ参加する
- 公募要領を熟読する
- 気になる点は事務局に電話する
- ウソを書かない
これだけです。
『いや、そんなんじゃ分からないよ』、と言われそうですね。それでは、以下に説明します。
1.説明会へ参加する
理由は簡単です。補足説明や留意点、質疑応答の内容等を抑えるためです。ここで事務局の本音が垣間見えたりすることがあるので、毎回注意深く聞いています。専門家に頼らず、自社で事業計画書を作成する場合は説明会への参加は必須でしょう。
2. 公募要領を熟読する
申請の全てがここに書かれています。これをキッチリ読めば全て分かります(読みやすいとは限りません)。特に審査項目は穴が空くほど読んで下さい。ここが採択への全てです。この審査項目を1個でも取りこぼすと採択は難しいと考えて下さい。逆に言えば、網羅して初めて戦いの土俵に立てます。
3. 気になる点は事務局に電話する
気になった点や不明点、公募要領の解釈で悩んだら電話しましょう。事務局の方から『しょーもない事聞くな!』って言われるレベルでも構わず聞きましょう。不明点で悩んでモヤモヤする時間が勿体ないです。
4.ウソを書かない
当然ですが、ウソを書いたり事実で無いことを書くのは許されません。採点の段階で落とされます。仮に採択されたとしても、採択の取消や名前の公表、詐欺罪での告発という流れに繋がります。
以上、いくつか説明しましたが、上記を気をつけるだけで採択の可能性はグッと上がります。むしろ、これだけ気をつけたのに不採択というのは、申請書とは別の所に問題があると考えるべきでしょう。
既にものづくり補助金は動いています。申請を予定している方は、余裕を持って行動されることをオススメします。