ニュージーランドの思い出
こんにちは。会計士の岡内です。
ニュージーランドで悲しい事件が発生してしまいましたね。
私も大学時代はNZに留学していたので、複雑な気持ちです。
当時の思い出なんかを書いてみたいと思います。
人口より羊が多い国
ニュージーランドと言えば、人の数より羊の数が多いというイメージをお持ちではないでしょうか。
実際、政府の統計調査によれば、人口500万人程度に対して2000万頭以上の羊がいます。ただ、人口の増加に対して、羊の数は減少してきているようです。
私が留学していた頃、車で色々とNZ国内を回りました。しかし、皆さんが思っている程、羊を見かける機会はありませんでしたね。むしろ、牛や馬の方をよく見かけました。そもそも、放牧地がメチャクチャ広大なので、道路から見える範囲で見かける確率が単純に低かったのかもしれません。誤解を恐れずに言えば、北海道と風景はほぼ一緒です。北海道出身者の日本人学生もそう言っていたくらいです。
移民は多い国
ニュージーランドは移民が多い国です。アジア系だってそこいらに居ます。
大学内にも、本国を離れて移住したい人が結構な割合で居ましたね。中には紛争地域での徴兵がイヤだからと切実な人も。だから、現地の移民政策は色々と話題になってました。移民に際してのIELTS(アイエルツ)の基準が厳しくなったり、NZ国内の大学と海外の大学では卒業に対する評価が異なったりなどなど・・・
年々厳しくなっていると噂では聞きますが、今はどうなっているのでしょうか?
羊の目は青い、ポッサムの目は赤い
ニュージーランドに行けば必ず耳にするであろうポッサム。懐かしいです。
まず、ポッサムという生き物について説明しないといけませんね。
ポッサムとは、リスみたいなネズミみたいな顔をした夜行性の生き物です。ちなみにカンガルーと同じ有袋類になります。
サイズも猫くらいなので、日本人的な感覚からすると、カワイイ部類の生き物になります。しかし、ニュージーランドでは害獣になります。しかも、かなりの嫌われようです。嫌われてる理由は、牧草や保護されている樹木を食べ荒らしたり、牛などに病気をまき散らすからだそうです。だから牧場主から特に嫌われています。
そのため、牧場から害獣駆除の需要があります。しかし、ポッサムは夜行性です。駆除場所は広大な放牧地のど真ん中です。明かりなんて月しか期待できません。暗闇の中探せなんてムチャクチャです。誤射して羊を狩ろうもんなら牧場主も怒ります。では、どうやって見つけるか?
答えは『業務用のメチャクチャ明るいライトで辺りを照らす』です。
羊の目って、実はライトを当てると青く光るんです。翻ってポッサムの目はライトを当てると赤く光ります。それを利用してポッサムを探します。
バギーや車で走りながら業務用のライトを牧場に当てまくり、赤い光をひたすら探すのです。
当然ですが、生き物は音や匂いのする方向を見ますよね。だから車の音でこっち見てる羊にライト当てると、いきなり数十個の青い光が反射されます。結構不気味です。その中で赤い光を見つけたら、すぐにそっちへ行って駆除という流れです。ポッサムハンティングはこんな感じで行われます。
このポッサムハンティング、ツアーが時々開催されていたのですが、日本人留学生の間では人気が無かった事だけは記憶しています。
帰国してからもう十数年、またニュージーランドへ行ってみたいですね。