公認会計士試験の思い出
こんにちは。会計士の岡内です。
すっかり暖かくなり、夏が見えてきましたね。今年の夏は皆さん、既に予定は決まっているのでしょうか?
5月は公認会計士受験生にとって、ピリピリしている人とリラックスしている人の差が激しい月です。私も合格した年はこの時期、普段通りの生活をしてました。
5月は短答式試験(マークシート試験)
短答式試験は今でこそ5月と12月の年2回の試験ですが、私が受験していた頃は、5月の年1回の試験でした。この短答式試験に合格した人だけが、8月の論文式試験(記述式試験)に進めた訳です。短答式試験に合格すると、その後2年間は短答式試験が免除されます。惜しくも論文式試験で不合格だった場合、もう一度受けるということが減るので体力的には楽になります。
というわけで、5月は短答組と論文組に別れるため、受験生の精神状態が二極化します。短答組は直前期でピリピリしていますが、論文組は8月までまだ時間があるので、普段通りの受験生活を送っています。
ちなみに、今年の短答式試験は今週末の5月26日です。今は1日で終わりますが、以前は2日間でした。
いやー、池袋方面から中央大学の多摩キャンパスまで行ったのは良い思い出です。
8月は論文式試験(記述式試験)
論文式試験は8月下旬の金土日の3日間の日程で行われます。そのため、お盆休みも勉強です。これは大学受験生と同じ感覚ですね。センター試験を直前にして、正月休みなんてありません。
7月以降、受験生も直前期モードに入るので、みんながピリピリしてきます。大手予備校の全答練(全国模試)を受験して、自分が受験生の中でどこに位置しているか把握します。その結果を見て、本試験に向けての勉強の調整を行います。ちなみに、全答練上位成績者には、翌年の予備校受講料の減免のお知らせが届きます。トップクラスは全額免除だったような気がします。ただ、成績上位者はほとんどが合格してしまうので、利用率はかなり低いと聞いています。
受験道具アレコレ
他の試験でもそうだと思いますが、勉強や本試験に際して、便利な道具とか使いやすい道具を愛用している人がいます。ここでは、私が受験生時代に使っていたものを紹介します。
ホチキス
公認会計士試験の論文式試験ではホチキスの持ち込みが認められています。とにかく問題等のページ数が多いので、ホチキスで綴じて管理しやすくする必要があるからです。問題用紙、答案用紙、計算用紙の3種類が狭い机に入り乱れるので、ホチキスで綴じておかないとあっという間にグチャグチャになります。
ちなみに、合格後は実務でホチキスはメチャクチャ使います。どうせなら良いのを買いましょう。オススメは、針が平たく綴じられるタイプです。
万年筆
論文式試験の理論問題、私は手首をよく痛めてました。本試験や答練の区別なく、基本的に試験時間は足りません。そのため、急いで記述しようとして手に力が入りがちになっていたからです。そんな手首の痛みを受験仲間に話したところ、万年筆を薦められました。
万年筆は、力を入れると書くことが出来ない筆記用具です。力を入れるとペン先が壊れるからです。しかも、ペン先には金が使われているので、壊すと高くつきます。
私は万年筆を買ったことで、手首の痛みから解放されました。今でも万年筆は日常的に使っています。
冷却ジェルシート
おでこに冷却ジェルシート貼ってる人、大学受験にしろ資格試験にしろ、いましたよね?
私も貼ってました(笑)
ある時、答練を解いていると、どうも室内の熱がこもって頭がボーッとするなと感じたのがそもそもの始まりです。そこでシートを貼っている人を思い出し、後日試しに自分も貼ってみたら効果バツグンでビックリです。試験中も頭がスッキリしているし、答練後の疲れも以前より軽く感じました。
本試験の時、試験官に許可を貰って貼ってました。受験生の皆さん、物は試しに模試とかで一度張ってみてはどうでしょうか?
頑張れ受験生!
今週末には短答式、それが終われば論文式ですが、試験の全日程が終わったら、羽を伸ばして遊んでください。働き出したら、遊びたくても遊べなくなりますからね!