店仕舞いとしてのM&A
こんにちは、会計士の岡内です。 兵庫県の緊急事態宣言が解除され、明日、県内の自粛要請が大幅に緩和されますが、コロナの影響が長期化することが懸念されています。その様な中、倒産や休廃業の件数が増えています。 今回は、ただ店を…[ 続きを読む ]
非上場会社の株式を譲渡等する場合、適正な時価を算定して取引価格を決定する必要があります。もし、適正な時価で取引が行われなかった場合、思わぬところで課税されてしまう可能性があります。当事務所では、会社法や税務面も考慮に入れ、取引内容に応じた評価を行います。
インカム・アプローチとは企業価値評価・株価算定の原則的評価であり、将来獲得される利益やキャッシュフローを現在価値に還元評価し、株価を評価する方法です。代表的な例としては以下のものがあります。
将来獲得が予想される、キャッシュフローに基づき株式価値を算定する方法です。
将来計画の策定や割引率の選定がやや主観的になりやすいデメリットがあります。
将来獲得する純利益のうち、株主への配当金に基づいて株式価値を算定する方法です。
配当政策が会社の業績を反映しない場合、評価を誤る可能性があります。
同業上場企業との財務情報等の比較により株価を算定する方法です。比較可能な上場会社がある場合に適用されます。
評価対象会社と業種や財務状況が類似している上場企業の平均株価を基に、配当額や利益額、純資産額を調整・算出した株価で評価する方法です。類似会社の選定が一つカギとなります。
相続税法の「財産評価基本通達」に定められており、国税庁が公表する業種別月平均株価に基づいて、それぞれの配当額、利益額、純資産額を調整した上で評価対象会社の株価を求める方法です。
評価会社の保有する資産に着目して評価する方法です。
企業のストックとしての純資産に着目した株価算定方式です。1株当たり株価=純資産÷発行済株式総数で算出します。
この方式は、企業が清算手続中又は清算予定の場合、利益が少なく赤字体質の場合などに採用されます。また債務超過の会社には適用できないので注意が必要です。